2014/04/28

Apple cake



apple cakeを焼きました。
私にはとても懐かしい味のケーキです。

簡単でたっぷり焼き上がるこのケーキは、もともと
引越をする前に住んでいた家の裏の洋館に住むおばさまが
焼いて持ってきてくれたものだそう。
母がいたく気に入って、レシピを教えてもらったのだとか。
私が幼い頃に母が良く作ってくれていました。
いまもレシピは裏のおばさまの手書きメモを参照。
母の秘伝レシピノートにセロテープでメモがペタっと貼ってあるのです。
所々母の字で、グラムなど変更して書いてあったりします。
好みの味に変化させていってたのでしょうね。
なんだかご近所のお付き合いとかやりとりがこのメモから聞こえてきそうです。

焼いている時は、甘くまったりとしたバターの香りと、
リンゴの甘酸っぱく爽やかな香り、そしてスパイシーなシナモンの香りがふわんふわんと部屋中に漂い、
幼かった私は天板いっぱいに広がるケーキをオーブン越しに眺めながら
焼き上がりをワクワクしながら待っていたものです。
少し大きくなってからは、リンゴをひとつひとつ生地に並べるのをお手伝いしたりもしました。
これが本当に楽しかった。
自分もケーキを作ってるんだという喜びがなんともいえず、はりきっちゃったりして。
ケーキを作ったりする喜びはこの頃から始まっていたのかもしれませんね。

母のアップルケーキにはくるみがゴロゴロとのっていました。
ナッツが大好きな母らしいアレンジです。
残念ながら私はくるみアレルギーなので、私が作るアップルケーキにはくるみはのっておらず、
そのかわり生地に少し洋酒を入れたりします。
好みの味にアレンジしながら、手作りらしい素朴な味のレシピは今も健在です。

ラッピングをしてお礼のお土産に。

S a j i

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